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セルフケア(歯磨きとフロス)の必要性
こんにちは。
多摩区にある生田駅前歯科・矯正歯科、歯科衛生士の篠原です。
本日は、セルフケアの重要性についてお話させていただきます。目次
効果のあるセルフケアとは?
歯磨きやフロスの目的は、
歯の周りについている細菌を除去することです。
歯の周りについている細菌とは、つまりプラークです。
この細菌が悪さをします。悪さ①歯を溶かして虫歯にする
虫歯は細菌が出す酸によって歯を溶かすことで起こります。
お口の中の細菌が食事の糖を取り込んで酸に変化させます。
だから、甘いものやジュースを常に摂取していると常にお口の中が酸性であ る状態で虫歯になりやすいと言えます。 悪さ②歯を支えている骨を溶かして歯周病になる
お口の中には500種類もの細菌がいて、
その中に歯周病の原因菌がいます。
その細菌は毒素を作り出します。 その毒素により知らず知らずのうちに歯ぐきに炎症を起こし、 骨を溶かしていきます。
歯周病は痛みを感じないため気づかないうちに進行するという恐ろしい病気なのです。
また、歯周病菌が血管内に侵入して心筋梗塞などの病気を引き起こすリス クがあります。他にも、糖尿病、脳卒中、肺炎、 栄養障害があります。 悪さ③口臭の原因となる物質を出している
細菌が出す酵素によって、お口の中のタンパク質が分解されて、
揮発性硫化物(嫌なにおいの原因となるガス)を発生させます。
揮発性硫化物は3つあります。
1.硫化水素(卵の腐ったにおい)
2.メチルメルカプタン(生臭いにおい)
3.ジメチルサルファイド(生ゴミのにおい)
これらが混ざり合って人それぞれ違った口臭となります。効果的な歯磨きとフロスのやり方
基本的には、軽く歯ブラシを持って、
歯ブラシの毛先を歯と歯茎の際に斜めに当てて細かく動かして磨き ましょう。
力を入れないように注意しましょう。力で落とすというよりは、ブラシの毛先を当てて落とします。
プラークがつきやすい部分は人それぞれです。
歯が前後していたり、歯がねじれて生えていたりする歯並びの部分は歯ブラシを縦に動か したり、フロスを使いましょう。
治療したことがあり、詰め物や被せ物があるところは1、2本ずつ特に細かく歯ブラシを動かしましょう。 まとめ
虫歯、歯周病、
口臭を予防するのに歯磨きが大切な理由がお分かりいただけたでし ょうか。
歯科医院での定期検診はもちろん大切です。
ですが、ここで勘違いして欲しくないのは、 歯科医院でのクリーニングだけでは予防できないということです。
セルフケアと歯科医院での定期検診やクリーニング(プロフェッショナルケア)両方行って予防できるということです。
少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
当院にお越しいただき、一緒に予防していきましょうね。生田駅前歯科・矯正歯科 歯科衛生士 篠原
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