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口腔機能低下症(オーラルフレイル)について
みなさま、こんにちは。
多摩区にある生田駅前歯科・矯正歯科、歯科医師の藤野です。本日は口腔機能低下症(オーラルフレイル)についてお話させていただきます。みなさまは食べたいものが食べられていますか?食べものや飲みものが飲み込みづらくはありませんか? ・食べものが口の中に残るようになった。・硬いものが食べにくくなった。・食事の時間が長くなった。・食事の時にむせるようになった。・薬を飲み込みにくくなった。・口の中が渇くようになった。・食べこぼしをするようになった。・滑舌が悪くなった。・口の中が汚れている。以前に比べてこのような症状のある方は、『口腔機能低下症』の可能性があります。 口腔機能低下症とは?
口腔機能低下症とは、お口の元気が低下した状態のことをいいます。
これにより栄養の偏りやエネルギーの不足になり、 全身の健康に悪影響を及ぼします。 口腔機能低下症の人が抱えるリスクとして、要介護認定は2.4倍、総死亡リスクは2.1倍というデータがあります。 当院の口腔機能低下症検査機器
当院には口腔機能低下症を診断するための様々な検査機器がありま
す。 グルコセンサー
グミを20秒間噛んでいただき、水をお口に含んで、水と一緒にグミを吐き出します。
吐き出した水に含まれるブドウ糖の量を計測します。 数値が低い場合は咀嚼能力低下の可能性があります。舌圧測定器
機器をお口の中に入れていただき、舌で7秒間機器を押しつぶします。 舌の運動機能が低下すると滑舌が悪くなるなど発音の問題や、食べこぼしが増える原因になります。 口腔水分計ムーカス
舌を出していただき、2秒間機器を舌に当てます。
お口の中の水分量を検査します。 りっぷるくん
ボタンを口唇と前歯の間に挟みギュッと唇を閉じていただきます。
そのボタンに付いた糸をりっぷるくんで引っ張って、 お口からボタンが外れた数値で、口唇閉鎖力を計測します。 最後に
口腔機能低下症と診断されたら、そのまま放っておくと食べられる食品が減り、 徐々に食事が困難となり、 全身のフレイルや要介護の原因となる可能性があります。 いつまでも健康でおいしい食事を摂るためには、お口の機能の維持、向上を図り、 定期的な口腔機能検査が必要です。 硬いものが噛みづらい、よく言葉を聞き返されるなど、小さな変化の段階での早期のアプローチが重要です。 早期に発見して健康寿命をのばしましょう。いつでもお気軽にお越しください。生田駅前歯科・矯正歯科 藤野
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