• 歯茎の腫れ・出血について

    こんにちは。
    多摩区にある生田駅前歯科・矯正歯科、歯科衛生士の上杉です。
    少しずつじめじめとした時期になってきましたね。
    ところで皆さん、歯茎を見た時腫れてるな〜と感じたり、歯ブラシや糸ようじをしている時に出血したことはありますか?
    おそらく多くの方が、一度はそんな経験したことがあるのではないでしょうか。
    ただ、それがどんな理由で起きているか知らない方もいるかと思います。
    そこで今回は、腫れや出血がおきる原因、そして対策方法などについてご説明していきます。

    腫れや出血がおきる原因

    【1.歯周病】

    歯茎が腫れる原因は、歯周病が考えられます。
    進行すると、歯茎がさらに腫れ、歯ブラシをしてるだけで出血することがあります。
    さらに進むと、骨の量が溶けたり、歯が揺れてくる症状が出てきます。

    生田駅徒歩2分 生田駅前歯科・矯正歯科 歯医者 歯周病

     

    【2. 間違ったセルフケア】

    歯ブラシの当て方が強かったり、使用するものを間違えると、出血する場合があります。
    また糸ようじやフロスをする際も、歯茎に強く入れたりすると出血することがあります。
    お口の状況によって、歯ブラシの圧、歯ブラシの大きさ、歯と歯の間を掃除する器具等はそれぞれ違うので、歯科衛生士に確認し、正しいセルフケアをしていきましょう。

    【3. 虫歯】

    虫歯が原因で歯茎が腫れる場合があります。
    虫歯は一番軽度なC1から、一番重度なC4の4つの段階に分かれているのですが、虫歯で歯茎が腫れるというのはC4です。
    この段階だと、歯の根っこの先まで細菌が溜まっている状態になるため、治療をしても歯が割れてしまう場合が多く、抜くケースもしばしばみられます。

    【4.智歯周囲炎】

    名前のとおり、智歯(=親知らず)の周りの歯茎が腫れる状態のことをいいます。
    特に斜めに生えると、そこに汚れが溜まりやすくなり、歯茎の腫れが起こりやすくなります。

    【5.ホルモンバランス】

    特に妊娠中などは、プロゲステロンやエストロゲンといったホルモンが増えます。
    そのため、歯茎への血流量が増え、歯ぐきが腫れやすくなります。

    【6.全身性疾患】

    血友病やネフローゼ症候群などは止血機能がきちんと働かないので、歯茎の腫れはないけど出血だけある、というようなことが起こりやすいです。

    【7.口内炎】

    口内炎は、頬粘膜、舌などにできることが多いですが、歯茎にできることもあります。
    最も多い口内炎は、アフタ性口内炎といって、白色や黄色の膜で覆われた米粒くらいの潰瘍です。食べ物がしみることがありますが、2週間以内くらいで治ることが多いです。
    腫れや出血の原因についてお伝えしましたが、こういったことが起きた場合、どうすればいいかこれからお話ししていきます。

    腫れや出血がある場合にすること

    【1.歯医者へ行く】

    上記でお伝えしたとおり、腫れや出血の原因は様々あります。
    まずは、何が原因で起きている腫れ・出血なのか病院で診てもらいましょう。
    そしてそれに応じた対策をしていきましょう。

    【2.歯周病治療をする】

    歯周病による腫れや出血は、歯茎の中にまで歯石がついてることがあります。
    その場合はきちんと歯石を取り除かないと治らないので、歯科衛生士による歯周病治療をきちんとうけましょう。

    【3.歯ブラシの圧を優しくする 】

    基本的に、ゴシゴシ音がするときは圧が強いことが多いです。
    当て方さえ気をつければ、優しい力でもしっかり磨けていることが多いです。
    まずは歯科衛生士にやり方を確認しましょう。

    【4.歯ブラシを柔らかめに変える】

    歯ブラシの圧を優しくても、”硬め”のものを使っていると、出血がでることがあります。
    そういった時は”普通”のものを使いましょう。もし”普通”で出血する時は、”柔らかめ”にかえます

    【5.虫歯治療をする】

    虫歯から起きている場合は、治療していくことが多いです。
    ただ先ほどもお伝えしたとおり、この段階だと重度に進んでいるので、歯が脆くなっています。
    そのため、治療してる途中で歯が割れているのが見つかることがあります。
    その時は抜くことになるので、まずは本当に治療を希望するか、まずはしっかり相談していきましょう。

    【6. 親知らずを抜く】

    智歯周囲炎の場合は、繰り返し腫れる場合が多いので、「腫れが落ち着いた!」と思ってもまた起きる可能性があります。
    そのため、そういった場合は抜くことをお勧めします。

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    最後に

    今回は、歯茎の腫れや出血についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
    気になることなど何かありましたら、お気軽にご相談してくださいね。

    生田駅前歯科・矯正歯科 上杉

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