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虫歯予防&熱中症対策
こんにちは。
生田駅前歯科・矯正歯科の歯科衛生士の篠原です。
まだまだ暑い日々が続きますね、体調を崩していないでしょうか。
熱中症も多いので、今回は熱中症対策をしつつ虫歯も予防できるようなことをお伝えできればと思います!
目次
【熱中症対策になる飲み物】
熱中症対策にはこまめな水分補給が大切です。汗にはナトリウムが含まれるので、水分と共にナトリウムの摂取も必要になります。そのため、水分と塩分を摂取できる飲み物が熱中症対策になります!
今回は、虫歯リスクがあるかという視点でもお伝えしていきます。
経口補水液
スポーツドリンクよりも電解質の濃度が高く、また水と電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクと比べて糖濃度は低いです。
スポーツドリンク
ナトリウムと糖が含まれているため、夏場に汗をかいた後に飲むと疲れを取る効果があります。
麦茶
カフェインを含んでおらず、利尿作用がないのと、「アルキルピラジン」という麦茶の香りの成分は血液をサラサラにする効果があるため、健康にも良いでしょう。
塩水
スポーツドリンクでは糖分が多すぎると感じる方は、水500mlに塩1-2gを入れてつくる塩水が良いでしょう。塩分を過剰摂取すると、高血圧などのリスクが高くなるため、大量に汗をかいた時や炎天下での作業の際に飲むようにしましょう。
野菜ジュース
水分、塩分、カリウムを同時に摂取できる野菜ジュースは熱中症予防になります。カリウムが不足すると細胞内が脱水状態になり、内臓機能の低下につながります。糖分が多く含まれているものもあるため、紙パックの場合1-2本が良いでしょう。
【熱中症対策になるが虫歯リスクが高い飲み物】
熱中症予防にはある程度の糖質が必要ですが、糖質の濃度が高いと歯にはどのような影響を及ぼすのでしょうか。
虫歯の原因は、以下の通りいくつかあります。原因の一つは「糖」です。他にも要因が重なることにより虫歯が進行します。
〈虫歯の原因〉
食べものに含まれる「糖」
口の中にいる「虫歯菌」
歯の周りに酸が停滞する「時間」
人それぞれ歯と唾液の「質」
唾液の中には400種類ほどの細菌が含まれています。その中の虫歯菌(ミュータンス菌)は、糖をエネルギー源として酸を発生します。そしてその酸が歯の面を溶かしていきます。つまり、糖が常にお口の中に含まれている状態になると、虫歯菌が大喜びをして歯を溶かし、更に進行し続けてしまうのです。
pHという尺度があります。これは、液体を酸性・中性・アルカリ性に分類するものです。脱灰pHといって、酸によって歯が溶け出すのはpH5.5です。その上で、それぞれの飲み物のpHを見てみましょう!
スポーツドリンク
pH:3.5
塩分と糖分を含んでいるので、熱中症予防になります。特に糖質濃度が高くなってます。
ダラダラ飲んでしまうと、お口の中が常に酸性に傾いている状態になるので虫歯のリスクは高くなります。飲む時間を決めるなど工夫して摂取すると良いでしょう。
野菜ジュース
pH3.7
野菜ジュースにも糖質が含まれています。塩分とカリウムが熱中症予防になるため、糖質オフのものを選んでみるのも良いでしょう。
【まとめ】
熱中症予防という観点で見ていくと、こまめな水分補給が必要になります。しかし、糖分をこまめに摂取すると虫歯リスクが高くなります。麦茶など糖質が入っていないものが虫歯にはなりずらいです。糖質が入っているものを摂取するときは、食事の前後に飲むなど、間隔を変えるように工夫してみましょう。
今年の夏も身体もお口の中も健康で乗り切りましょう!
生田駅前歯科・矯正歯科 歯科衛生士 篠原
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