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お肌の曲がり角は25歳、お口の曲がり角は??
皆さま、こんにちは!
川崎市多摩区にある生田駅前歯科・矯正歯科の歯科助手の佐藤です。
今は女性だけでなく、男性のスキンケアも一般的になってきましたね。
お肌の曲がり角は25歳なんて言葉を耳にしたことがある方も多いかと思いますが、ではお口の曲がり角って何歳くらいだと思われますか?
正解は40歳です。
ここで言う曲がり角とは、歯周病リスクが一気に高まる年齢の事を指します。
患者さんの多くは、歯を失う原因は虫歯だと思っていらっしゃる方が多いように見受けられますが、実は虫歯以上に多いのが歯周病です。
歯周病とは端的に言うと、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて支えが弱くなり、最終的には歯がグラグラして抜けてしまう病気です。
特に女性は40代以降、ホルモンバランスが乱れ唾液の量が減ることからも歯周病リスクが高まります。
また、日本人は40代で1本目の歯を失う方が多いとも言われています。
厚生労働省の調査「1人平均喪失歯数の年次推移」では、35〜39歳が0.3本に対して40〜44歳では0.8本となっており歯を失う経験をされている方がぐっと増えていることが分かります。
【日本人の歯の寿命ってどのくらい?】
皆さまは1日何回歯を磨いているでしょうか。
日本人のデンタルケアへの意識は年々高まっており、1日2回以上歯を磨く人の割合は2022年で79.2%となっています。
歯を大切にする習慣が定着しており喜ばしいことですが、海外と比較すると80歳時点での平均残存歯数はスウェーデン22本、アメリカ17本に対して日本は15本です。なぜこんなに差が出てしまうのでしょうか。
スウェーデンは予防歯科に大変力を入れている国として歯科業界では有名です。
でも、昔は日本よりも虫歯や歯周病が多かったのです。
そんなスウェーデンはどんな予防歯科を実施したのかご紹介します。
◎メンテナンスは義務!
虫歯や歯周病予防の重要性を受けて、スウェーデン政府は国民全員に歯のメンテナンスを義務化しました。
20歳までの人は歯科治療も無料で受けられるそうです。
◎乳幼児期からの予防歯科!
子どもが生まれる家庭には乳幼児の歯磨き指導の徹底と、生まれてから歯が生え始める乳幼児の歯科医院での定期健診が義務付けされています。
◎オーラルフィジシャンの活用!
オーラルフィジシャンとは、お口の病気を発症させないように健康管理を行う歯科医師のことです。
患者さんの生活習慣や食習慣をヒアリングし、虫歯や歯周病を引き起こす原因がどこにあるかを明確にします。
日本ではまだ治療が主体で、同じような役割の専門職はわずかしかいません。今後日本でも増えていくと良いですね。
今回は主に40代以降の方のメンテナンスの大切さと、残存歯数世界一のスウェーデンでの取り組みをご紹介いたしました。
歯周病についての記事や効果的な予防法は、他スタッフもブログで掲載しておりますので、そちらもぜひご覧くださいね。
生田駅前歯科・矯正歯科 歯科助手 佐藤
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