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歯ぎしりの原因と悪影響
こんにちは!
川崎市多摩区の生田駅前歯科・矯正歯科の寺西です。
ストレス社会の今、歯ぎしりをする人は8割と言われています。
今回は、歯ぎしりが体に及ぼす悪影響と歯ぎしりの原因についてご説明します。
【歯ぎしりとは?】
歯ぎしり(はぎしり)とは、睡眠中や覚醒時に無意識に歯を強く擦り合わせたり、噛み締めたりする習慣を指します。
歯ぎしりには主に以下のような種類があります。1. グライディング: 歯を左右や前後にこすり合わせる。
2. クレンチング: 歯を強く噛み締める。
3. タッピング: 歯を軽くカチカチと合わせる。【歯ぎしりの原因は?】
1. ストレスと不安: 精神的なストレスや不安が歯ぎしりの主要な原因の一つです。ストレスを感じると、無意識に歯を強く噛み締めることが増えるためです。
2. 咬み合わせの問題: 歯の咬み合わせが正しくない場合、歯ぎしりが起こりやすくなります。特定の歯が他の歯よりも高い位置にある場合や、歯列の乱れが原因になることがあります。
3. 睡眠障害: 睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害がある場合、歯ぎしりが伴うことがあります。これらの障害は睡眠中に脳が過度に活動することで引き起こされ、歯ぎしりを誘発します。
4. ライフスタイル要因: カフェインやアルコールの過剰摂取、喫煙なども歯ぎしりを引き起こす要因とされています。これらの習慣は神経系に影響を与え、筋肉の緊張を高めることがあるからです。
5. 遺伝的要因: 家族に歯ぎしりの経験がある場合、その傾向が遺伝することがあります。これは、歯ぎしりのリスクが家族内で高くなることを示しています。
【歯ぎしりの及ぼす悪影響】
歯ぎしりは、放置するとさまざまな悪影響を体に及ぼす可能性があります。主な悪影響には以下のようなものがあります。
1. 歯の摩耗
歯ぎしりによって、歯の表面がすり減り、歯のエナメル質が削れてしまいます。これにより、歯が敏感になり、虫歯や歯の破損が起こりやすくなります。2. 歯の亀裂や破損
歯ぎしりの強い圧力により、歯に亀裂が入ったり、詰め物やクラウンが壊れたりすることがあります。3. 顎関節症
歯ぎしりが長期間続くと、顎の筋肉や関節に過度な負担がかかり、顎関節症(顎関節の痛みやクリック音、開口時の困難など)を引き起こす可能性があります。4. 頭痛や顔面痛
顎の筋肉が過度に緊張することで、頭痛や顔面の痛みが生じることがあります。特に、こめかみや顎の周辺に痛みを感じることが多いです。5. 歯周病の悪化
歯ぎしりによって歯や歯茎に過度な圧力がかかると、歯周病の進行が早まる可能性があります。歯周組織が弱くなり、歯のぐらつきや喪失に繋がることがあります。6. 睡眠の質の低下
歯ぎしりによる筋肉の緊張や顎の痛みは、睡眠の質を低下させることがあります。また、睡眠時の歯ぎしりはパートナーにとっても騒音問題となり、双方の睡眠に影響を与える可能性があります。【対策と治療】
1. マウスピース(ナイトガード)の使用
ナイトガードを就寝時に着用することで歯を保護し、歯ぎしりによる歯や顎へのダメージを軽減します。2. ストレス管理
ヨガ、深呼吸、瞑想、マッサージなど、リラクゼーションを促進する方法が歯ぎしりの予防に役立ちます。特に、睡眠前にリラックスする習慣を持つことが重要です。3. 生活習慣の改善
カフェインやアルコールの摂取を控え、規則正しい睡眠習慣で良質な睡眠を確保することで、睡眠中の歯ぎしりを減らすことができます。4. 咬み合わせの調整
歯科治療: 咬み合わせに問題がある場合、歯科医が噛み合わせを調整する治療を行います。これには、歯の削整やクラウン、インレーなどの補綴治療が含まれます。5. ボトックス注射
顎の筋肉にボトックスを注射することで、筋肉の過剰な活動を抑え、歯ぎしりを軽減する方法です。これは、通常他の治療が効果を発揮しない場合に選択されます。【まずはご相談を!】
歯ぎしりの治療は、原因に応じた多角的なアプローチが求められます。
歯科医師と相談しながら、自分に合った治療法を見つけることが重要です。
歯ぎしりが気になる方は是非ご相談を!お待ちしております。
生田駅前歯科・矯正歯科 寺西
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