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お子様の外傷について
こんにちは。
川崎市多摩区にある生田駅前歯科・矯正歯科の歯科助手の中村です。
新社会人、新1年生、新学年、フレッシュな光景を目にする季節が到来しましたね!
新学期も始まり、新しい環境での新生活が始まった方も多いかと思います。
学校のそばを通れば、活発に部活動を行う声も聞こえてきますね!
実はこの時期、お子様のお怪我で受診されるケースは少なくないのです。
お子様のお口周りの怪我について、正しく対応出来るか…?となると、難しいですよね。
かくいう私も、2児の母ですが新しい環境に慣れてくるとうっかり怪我して帰って来ることもしばしば…。
そこで、お子様のお口の外傷や対処法についてまとめてみました。
目次
お子様のお口の外傷や対処法
吐き気・嘔吐・めまい・頭部やそれ以外の外傷
めまいなどの症状がある場合は歯科よりも先に脳外科などの検査ができる大きな病院へのご受診をお勧めします。
お口からの出血
軽くうがいするなどして清潔にし、出血が多い場合はガーゼや清潔なハンカチなどで押さえて止血を試みます。
抜けてしまった・欠けてしまった歯
欠け方が小さければ様子を見てから受診していただくのも大丈夫ですが、大きくかけた場合は歯の神経状態が心配ですので早めの受診をしましょう。
歯が抜けてしまった場合は抜けた歯を牛乳につけるか、ラップで包むなどして乾燥から守った上で持参の上、受診します。
歯が揺れる場合
歯の神経状態の経過観察や揺れている歯の固定が必要な場合があるため、自己判断せず受診しましょう。
グラグラしている場合は歯茎の中、根っこが折れている場合があります。エックス線で検査して適正な診断・処置が必要となります。
保存不可となってしまった場合は抜歯になるケースもあります。
歯茎の腫れや歯の変色がある場合
ぶつけてからすぐ歯の色が変わり赤っぽくなる場合があります。
神経の中の血管が傷ついてしまい、充血してしまう事が原因で、歯の充血が治れば歯の色がさも回復する場合があるそうです。
ですが、数ヶ月して徐々に色が変わってきてしまう場合は神経が死んでしまってるケースがあります。
その際に歯茎が腫れる場合は早めに処置を行った方が良い場合があります。
根の先で病巣が大きくなると周りの歯に影響が出てしまったり、歯の保存が難しくなってしまうこともあります。
早めに発見して、早めに治療する事が大切です。
位置がずれた、めり込んでしまった場合
乳歯や生えたての永久歯が外傷によってめり込んでしまったり、位置がずれてしまう事があります。
ズレてしまった場合は元の位置に戻し、両隣の歯とくっつけて固定し回復を待ちます。
また、めり込んでしまった生えかけの永久歯の場合は再度生えてくるのを待つこともあります。
また、乳歯がめり込んでしまった場合は下の永久歯に影響がある場合があるので、いずれの外傷でも、エックス線での経過観察は必要になります。
歯が折れた場合
口の中や周辺に折れた歯があった場合は《牛乳に浸し》出来れば30分以内に歯科受診をしましょう。
歯が乾燥してしまうと良くないこと、また水ではなく牛乳なのは、お口のなかのpHと近いため、望ましいとのこと!
また、折れた部位の断面の中心部分あたりが赤く歯の神経が露出してしまっている場合は歯髄処置が必要となります。
出ていなくても歯髄炎を起こし、痛みが出てしまうこともあるそうなので治療が必要になる場合もあります。
しっかりと歯科で経過観察していきます。
抜けてしまった場合
抜け落ちてしまってから受診までの時間が短く、さらに抜け落ちた歯の保存状態が良い場合、お口の組織の状態によっては再植することもあるそうです。
また、再植できなかったり抜歯になってしまったり、永久歯を失ってしまった場合はブリッジや入れ歯、インプラントなどでの治療が必要となります。
歯並びや噛み合わせなどでできる治療法も変わってきます。
お子さんの場合は顎の成長もあるので、その成長が止まるまでは調節ができる入れ歯タイプになる事が多いようです。
いかがでしたか?
子供が怪我をした場合、母は冷静に対処しなくてはならない場面が多いですよね。
ぜひ参考にしていただき、心配な時は迷わず、歯科医院にご相談くださいね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
生田駅前歯科・矯正歯科 歯科助手 中村
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