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“噛む力”が健康をつくる
皆様こんにちは。
多摩区にある生田駅前歯科・矯正歯科 歯科助手の佐藤です。
食事をすると、プラーク中の細菌が糖を利用して酸を作り出します。
この酸が歯を溶かす事で虫歯になってしまうのですが、 この状況を復元するのが”唾液”です。
唾液の分泌は食べ物の咀嚼回数に大きく左右され、さらに咀嚼の回数は食事の内容によって変化します。
虫歯を予防するには、 物を噛むことによって唾液の分泌を促す事が大切ですが、
具体的に食事内容と唾液分泌にどのような関係があり、なぜ噛むことが大切なのかお話していきます。 〈早食いを招く軟らか食と忙しい現代人〉
カレーライス
鶏のから揚げ
ハンバーグ
ラーメン
オムライス大人も子ども大好きな料理は、
家庭での食卓や学校給食に上がる頻度が高いでしょう。
しかし、こういったメニューは総じて噛み応えのあるものが少ない傾向にあ ります。
スーパーなどで試食販売を行う肉加工品は、その場ですぐに買ってもらうため
「一口で味がわかり、三口で飲み込める軟らかさ」がポイントだという話もあります。 また、
給食の残食を減らすため喫食者が好む献立に偏りやすい傾向がある ことや、
栄養バランスに基準はあっても咀嚼回数を考慮する基準は存在しな いといったことも課題なのではないでしょうか。
食生活が自立している大人の場合、 自分の好きな食品ばかり選んでしまったり、 甘い飲み物の常飲や間食、
忙しさから食事に充分な時間をかけられず流し込むように食べてし まう事が主な課題と言えるでしょう。 一口に30回噛むことが推奨されていますが、現代の小学生〜
大学生の平均咀嚼回数は10.5回とのことです。 【よく噛んで食べるために】
食事をよく噛んで食べるためにはどのような工夫をすれば良いのか
。
それは噛まなければ飲み込めないように、取り入れる食材を見直したり、大きさを変えてみることです。 肉類
前歯で噛み取れるような骨つき肉や塊肉
加工度の低いもの
魚類
干物
頭から食べられるししゃもやハタハタ
野菜果物
小さく切りすぎない
皮ごと食べられるものは剥かずに食べる
根菜やきのこ類の取り入れ食べることが日々の楽しみという方はたくさんいらっしゃると思い
ます。
美味しい食事もバランスの良い食事も、それを食べられる健康な歯があってこそ。
これからも皆さまのお口の健康を守るためにお手伝いさせていただきます!
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