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矯正治療で長生きできる!?
こんにちは。
多摩区の生田駅前歯科・矯正歯科、歯科医師の福村です。最近SNSやTVで歯の矯正治療がよく話題になってるので、「私も歯並びよくしたいな~」と思い始めてる方、多いのではないでしょうか?
矯正治療で歯並びを整えることは、見た目が綺麗になるのはもちろんのこと、機能面でもたくさんの良いことがあるので、今回は見た目以外のメリットを紹介していきます!
①虫歯になるのを防ぐ
虫歯になる原因の一つに、磨き残しがあります。磨き残しの食べカスで繁殖した細菌が、歯を溶かして虫歯になってしまいます。
でこぼこに並んでる歯では、どうしても歯ブラシが当たりづらいところやフロスが通しにくいところがあるため、磨き残しの場所ができやすいです。
また、強い噛み合わせによって歯にひびが入りそこから虫歯になることがあります。歯は28本から32本で自分の体重くらいの力を支えています。奥歯でしか嚙んでない噛み合わせ(開咬)では、奥歯が通常の倍くらいの力を負担することがあり、通常に比べてひびが入りやすく、虫歯になる可能性が高くなる傾向があります。②歯周病が進むのを防ぐ
磨き残しにより繁殖した細菌は、虫歯だけではなく歯茎に炎症を起こしたり、顎の骨を溶かしたりすることがあります。
歯周病は口臭の原因になったり、歯茎が下がって知覚過敏になったりすることがあります。
また、歯を支えてる顎の骨も、強い噛み合わせにより必要以上の力が加わると、骨にダメージが加わり少しずつ溶けてしまいます。そうなると、歯周病が進みやすくなってしまいます。③歯の寿命を伸ばす
虫歯が顎の骨の下まで進んだり、歯周病によって歯を支える骨が大きく溶けると歯が残せなくなります。抜歯になる要因は虫歯と歯周病が66%で、全体の2/3ほど占めています。つまり、この2つを予防することで歯の寿命を伸ばすことができます。
最後に
歯がなくなると、噛む機能が低下します。
噛む機能の低下や食べこぼし、むせにより食欲の低下や食の偏りがでてくることを「オーラルフレイル」といい、身体の衰え(フレイル)の一つです。身体の衰え(フレイル)が進むと介護等が必要になってしまいます。8020運動に加えてオーラルフレイルを予防する取り組みは、国や自治体で積極的に行われています。
もちろん、なくなった歯の部分がしっかり噛めるよう歯科医師は治療をしていますが、自分の歯が一番です!
見た目だけではなく、今後の人生のQOLを出来るだけ長く維持するためにも歯並びを整えてみてはいかがでしょうか?生田駅前歯科歯科クリニック
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