• 噛む力が健康をつくる

    皆さまこんにちは。
    川崎市多摩区にある生田駅前歯科・矯正歯科の歯科助手佐藤です。
    医院スタッフが交代で担当しているこちらのブログ。私の回では「噛む力が健康をつくる」というテーマに基づき、主に食事とお口の健康についてお話しております。
    今回は乳児期のお口に焦点を当ててみました。

    産まれて最初の試練!?

    産まれたばかりの赤ちゃんに訪れる最初の試練。
    なんだか不穏な響きですが、それは「母乳を吸うこと」。
    赤ちゃんが母乳を吸うのは吸啜反応(きゅうてつはんのう)と呼ばれ生まれ持って備わっているものなのですが、これは舌を唸らせ顎の筋肉と歯茎をしっかり使わないと吸えない仕組みです。
    舌を含めた口全体の筋肉を使うことで自然と口周りが鍛えられ、後の離乳食を食べる動作にも影響すると言われています。

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    では人工乳は?

    妊娠中や育児中の方にとって、母乳か人工乳かの選択は気になるポイントのひとつかと思います。
    今から40年ほど前の調査で、母乳を飲んでいる赤ちゃんと人工乳を飲んでいる赤ちゃんでは、吸い付く力の強さに差があることが分かりました。
    お口全体の筋肉を使って母乳を飲む赤ちゃんに比べて、舌先を動かすだけでミルクが出てくる哺乳瓶を使う赤ちゃんは吸い付く力が弱いという傾向があったとの事です。
    この結果が哺乳瓶を製造するメーカーに影響を与えます。
    赤ちゃんの母乳の飲み方が研究され、母乳と同じように舌を使わなければ飲めない乳首が開発されました。

    離乳食を上手に食べられますか

    赤ちゃんが母乳やミルクに吸い付く反応は生まれ持ったものですが、スプーンから食事を食べる動作は自然にできるものではありません。
    哺乳によって口の使い方を学習した結果獲得できる力なのです。
    唇が上手に使えないと顔をスプーンに近づけ、スプーンを丸呑みするように食事を口の奥まで入れるような食べ方になります。
    この場合、お口の筋肉をしっかり使う練習を行うことで改善される例もありますのでご安心くださいね。

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    最後に

    主に栄養面や経済面、お母さんの夜間授乳の負担軽減といった点から母乳と人工乳の比較される方が多いかと思いますが、「赤ちゃんのお口の発達」という観点からもご検討をいただけますとさらに良いと思われます。
    当院はご妊娠中の方やお子様をお連れの患者様もたくさんいらっしゃいます。
    一見歯科と関係なさそうなお食事のことでも、ぜひお気軽にご相談ください。
    お一人で難しい部分や不安なことがございましたら、ぜひ当院でお手伝いさせてくださいね!

     

    生田駅前歯科・矯正歯科 佐藤

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